携帯を紛失してわかったこと

携帯を紛失しました。お酒に酔って気づいた時には無いという状況。やってしまいました。
しかもiPhone5SGALAXY Note 3を2台同時に紛失。幸い1台は戻ってきましたがもう1台はまだ見つかりません。
失くしてしまったものはしょうがないので後はその後の処理に力を注ぐことになりますがOSが違う端末2台の処理は作業も2倍で本当に大変です。
ただやってみて初めてわかったことも多く、また興味深いことも多いので今回は数回に分けて備忘録として書きたいなと思います。
後でちょこちょこ変更したり訂正したりすると思いますがとりあえず思ったことを書いていきます。


書きたいことリスト
■「iPhoneを探す」ではiPhoneを探せない
■端末を守るか?回線を守るか?
iPhoneGPSの精度は良い。なのに警察は精度が悪いと言う。その違いは?
格安SIMを入れていると誰も守ってくれない


まず自分の状況を書きます。
iPhone5S(ドコモ) 指紋認証ロック
GALAXY Note 3au) ロック無し。OCNモバイルONE SIMで使用。


細かい疑問はあると思いますがそこは深く気にしないでくださいw
紛失に気付いたのは朝の4時頃。一軒目飲んでいたお店を出る時には持っていたので店を出てから30分位の間に紛失した模様。路上でふと端末とカバンが無いことに気付いたのですが、自分で何かやろうにも何も無いし酔っぱらっていて頭が働かないので諦めて違う飲み屋に行きました(行くなよ)
考えたらここが第一の間違いでした。家に帰ってリモートロックかけるとかすべきだったのにそれをやらず、帰って寝て起きて活動を開始したのが午後。個人情報が詰まった端末を落としてからの行動としては遅すぎます。もし端末を紛失した場合早めに行動することをお勧めします。


まずやることですが端末の位置の確認。
端末を探す方法としてはiPhoneだと「iPhoneを探す」、Androidなら「Androidバイスマネージャー」で探すことになります。

iPhoneを探す
 ・アプリ https://itunes.apple.com/jp/app/iphonewo-tansu/id376101648?mt=8
 ・WEB https://www.icloud.com/

Androidバイスマネージャー
 ・アプリ https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.adm&hl=ja
 ・WEB https://www.google.com/android/devicemanager?hl=ja


これで場所が交番にあったりすれば無事届けられたなと安心できるところです。
しかしここで最初につまづきました。iPhoneは電源が切られていて場所がわからない。GALAXYは「位置情報を利用できません」と表示されどちらも在り処がわからないのです。


iPhoneをさがす」のアプリはiOS版のみです。「Androidバイスマネージャー」のアプリもAndroid版のみです。
Android端末でiPhoneを探すためにiCloud.comにログインするとブラウザによっては

[:W320]
と表示されログインできません。「PCモード」で開いたりブラウザを変えると多少使えますが、反応があまり良くないのでAndroid端末でiPhoneを探すのはあまりお勧めできません。
逆にiPhone上でWeb版のAndroidマネージャーは問題なく表示できるので家に余っているiPhoneがあるなら「iPhoneを探す」とWeb版「Androidバイスマネージャー」へのショートカットアイコンを両方用意しておくと探す時に便利です。


次に端末の遠隔ロックを行おうとしました。iPhoneなら「紛失モード」に設定、Androidなら「ロック」です。iPhoneはもともと5Sで指紋認証ロックをしているのでそれほど問題ないのですが紛失したことを画面に表示するために「紛失モード」に設定。電源が切れていても次回オンラインになった時に設定されます。
GALAXYの方がロックをかけていなかったので緊急でロックしたかったのですが「ロック/データ消去を有効にする」という表示でロックできませんでした。これは事前に端末側で行っておくべき事前設定がされていない場合に出る表示です。
ということでGALAXYについてはノーガード状態で紛失という最悪な状況です。


ここでこれは深刻な事態だということを認識しました。スマホは個人情報の塊なので何をすべきか急いで考えました。
・パスワードの変更
・共有ファイルの退避
まず思いついたのがこの辺。と言っても一体どれほどの数があるのか想像がつきません。端末に入っているデータはどうしようもないとしてもこちらで手を打てる部分を潰していこうと思いました。


Googleアカウント→パスワード変更。2段階認証。メールアドレスで登録可。
Evernote→パスワード変更。2段階認証。通知はSMSのみ→他に端末が無いと2段階認証にできない。
Dropbox→パスワード変更。2段階認証。ファイルの移動。
・OneDrive(Microsoft)→ファイルの移動。
Googleドライブ(Google
iCloud Drive(Apple


ざっと考えついたのがこのぐらい。とりあえずクラウドにあるファイルをローカルに退避しました。
そしてパスワードの変更。2段階認証ができるものはその設定。DropboxはWEBの設定画面から今接続している端末のリンクを外す選択ができるのでそちらも実施。


Googleアカウント 2段階認証プロセス


Evernote 2段階認証
https://www.evernote.com/secure/SecuritySettings.action

2段階認証のパスワードは携帯のSMSで受け取ることができますが、それとは別にバックアップコードとして控えておくことができます。
携帯を紛失した場合に備える意味ではバックアップコードも取得しておく方が良いと思います。

一度使用したバックアップコードは使用できなくなります。
Dropbox 2段階認証
https://www.dropbox.com/account#security

Dropboxバイスのリンク解除

※説明の為、画像横幅については短く編集しています。


ここで気をつけなければいけないのは2段階認証の設定でGoogleアカウントはメールアドレスにワンタイムパスワードを飛ばすことができるのですが、これをGmailアドレスにしない事。紛失した端末で見られてしまう可能性があるのでキャリアメールなど個別のものにした方が良いと思います。
また、EvernoteはSMSのみなので他に回線を持っていない人だと設定ができません。バックアップコードを取得しておくことをお勧めします。


パスワードを変更した場合や2段階認証にした時の挙動は手元の端末で試してみると端末により違う気もするのでどこまで情報が守られているか疑問もありますが一応できることはやっておくべきです。
と、ここまでやって思うのは、やはり端末の画面ロックはしておくもんだなーという事。ほんと身に染みます。ロックをしているかしていないかでここまで大変さが変わると思うともうロック無しなんて考えられません。


ということでひとまず第一弾です。また体力のある時に続きを書きたいと思います。