携帯を紛失してわかったこと(3)

iPhoneGPSの精度は良い。なのに警察は精度が悪いと言う。その違いは?


紛失して電源が切られていたiPhoneですが、夕方になって電源が入り紛失モードがONになったと通知メールが来ました。
慌ててパソコンで場所を確認し急いで向かう準備をしましたがその間にまたオフラインに。
とりあえず現場に行きコインパーキング付近だった為駐車している車を覗いたり、またオンラインにならないかと張り込んでいましたがその後は反応無し。諦めて交番に行きました。


交番にタブレットを持参し「夕方ここで電源が入ったんです」と地図を見せ相談したところ警官が「そうやって言ってくる人結構いるんだけど全然違うところ指してること多いんだよね。結構誤差あるんだよねー」との返事。
僕としてはAndroid端末ならまだしもiPhoneGPSの優秀さはよくわかっているので「誤差なんてほとんどないですよ」と言いましたがそれでも「全然違う場所から出てくるのさ」と譲らないのでその発言に非常に興味をそそられました。


自分も紛失してから「iPhoneを探す」で結構試してみましたが全く違うところを指すというのはやはりありません。そうすると考えられるのは
GPSを捕捉するまでの間の実際の誤差
・「iPhoneを探す」に反映されるまでの更新タイミング
・移動した以前の位置を表示している


どのタイミングで位置情報をアップするのかわかりませんが、電源ONした時とか何分おきに情報を上げるのでしょうから紛失して他人に電源を切られると予想したところと全く違う場所を指す可能性はあると思います。また警官が言っていた「誤差がある、全然違う場所から出てくる」というのもそれは誤差が大きいのではなく実際に歩いた場所なんだろう、ただ更新タイミングで前の場所が表示されたままになっているというのが実情かなと思います。
まあAndroid端末に関しては端末により誤差が大きいというのは本当だと思います。
両方の状況から数多く話を聞く警官が「誤差が大きくて信用できない」と思うのは妥当かなと思いました。


最終的に僕のiPhoneは見つかったのですが預けられていた場所というのは「iPhoneを探す」で表示された場所から横断歩道を挟んで向かい側のビル7階でした。距離にして20mぐらいでしょうか。これで誤差は少ないというのは実感できました。


ただやはり単純に「この辺で置き忘れた」ということで探すよりは難しいなと思いました。
紛失なのか盗難なのか、相手が善意を持っているのか悪意をもっているのか、これから届けようとしているのか自分の物にしようとしているのか、そこがわからないので仮に場所が特定できてもどう対処していいかは悩むところです。
特定できても店舗などなら良いですが、その他の場所なら危険を伴うこともあるかもしれませんので充分注意した方が良いと思います。